【広告ドラマ】君はもうマッドメンを見たか?登場人物・胸に刺さるセリフを紹介。

不倫、セクハラ、オフィスで酒・タバコ、何でもあり。

それが広告ドラマ『マッドメン』の世界です。

今回はそんなマッドメンの魅力について紹介していきたいと思います。

マッドメンって何?

MEMO
マッドメンとは、1960年代のニューヨークの広告業界を描いたアメリカのテレビドラマシリーズ。

マッドメンの意味

マッドメンとは「マディソン・アベニュー(Madison Avenue)」の「アドマンたち(Ad Men)」を略した言葉です。

マディソンアベニューはニューヨークにある通りの名前で、道沿いにはたくさんの広告代理店があります。

アドマンとは広告業界で働く人のことです。

マッドメンの登場人物は?

マッドメンの登場人物はとっつきにくい人が多いですが、物語を見続けていくうちにだんだんと愛着がわいてきます。

以下、主な登場人物を紹介していきます。

ちなみにWikipediaの人物紹介はゴリゴリのネタバレなので、これからマッドメンを見るという方にはお勧めしません。

ドン・ドレイパー

本作の主人公。見ての通りタバコが似合うナイスガイ。

会社ではクリエイティブ・ディレクターとして広告制作の指揮を執っています。

時にはスターリング・クーパー社のエース、時には二児の父親、時にはある秘密の持ち主として物語が展開されます。

酒とたばこがマストアイテム。ドンのプレゼンは必見ものです。

ロジャー・スターリング

スターリング・クーパー社の経営層。ドンの相棒的存在。

ロジャーさんは、めちゃくちゃ破天荒で面白い人です。

巧みな話術を武器にクライアントを取ってくることも、女性を落とすことも難なくこなします。

よくドンの部屋にお酒を飲みに来ます。(もちろん仕事中)

ペギー・オルセン

新しく入社してきたドンの秘書。物語が進むにつれ、ペギーはどんどん成長していきます。

新米の彼女が広告業界で働くにつれてどのように変化していくのか、という観点でマッドメンを見ていくとおもしろいかもしれません。

ピート・キャンベル

営業で、若手のホープ的存在。クライアントの懐に入るのが上手です。

野心家で、いつも出世のタイミングをうかがっています。

ベティ

ドンの妻。恵まれた容姿を持っていますが、冷ややかな性格をしています。

ドンの妻として人前に出るときは幸せそうにふるまっていますが、家庭では悩みの絶えない生活を送っています。

ジョーン

オフィス・マネージャーとして会社のフロアを管理する業務を行っています。

美しい見た目からたくさんの男性を虜にするジョーン。彼女を取り巻く男たちにも要注目です。

マッドメンに出てくる会社は?

ドンたちが働くスターリング・クーパー社は架空の会社ですが、競合他社には実際に存在する広告代理店が登場します。

マッドメンに出てくる主な広告代理店

・マッキャン

1902年創業。世界100国以上にオフィスを構える世界でも有数のグローバルエージェンシーです。

日本ではマッキャンエリクソン・ジャパンが1960年に創業しました。

BBDO

1891年創業。BBDOも世界各国に拠点がある広告会社です。

日本では I&S BBDOが1998年に誕生。

グレイ

1917年創業。同様に世界中にオフィスがあります。

日本法人もあり。

マッドメンの魅力は?

マッドメンは最高におもしろいドラマです。

ですが正直なところ、最初の数話を見ただけでは「全然おもしろくない…」と思う方が多いかもしれません。

理由は物語の展開が遅い、雰囲気が暗い、人間関係がドロドロしている、などなど。

しかし、物語を見続けていくうちに面白さに気づき、最終的には作品にどっぷりハマっていることでしょう。

そんなマッドメンの魅力を紹介していきます。

溢れ出る人間の欲望

冒頭でも言いましたが、マッドメンの世界は何でもありです。

オフィスで酒・タバコは当たり前。人種差別発言、セクハラ、パワハラ、不倫も日常茶飯事。

現在だとネットで大炎上間違いなしの職場環境です。

そんなコンプラゆるゆるの環境が、今の日本では存在しえないからこそマッドメンはおもしろいのです。

秘書が会社のパーティー中にふざけて芝刈り機を乗り回して重役の足を切断した、なんてことがマッドメンでは起こります。

不倫をしていない登場人物はいないんじゃないかってぐらい、みんなあちこちで不倫しています。

人間の欲望が止まらないこの世界を知ったら、あなたもマッドメンに病みつきになるでしょう。

広告代理店の仕事が分かる

広告代理店って何をしているのかいまいち分からない人が多いのではないでしょうか。

そのような方はマッドメンを見るべき。

ウェブサイトでよく見る広告代理店の解説と違って、マッドメンはテレビドラマです。

実際に広告代理店の仕事ぶりを見ることができるため、感覚で理解することができます。

ドンの勤め先であるスターリング・クーパー社の働き方は「営業、メディア、クリエイティブの人間が、チームを組んでクライアントの広告戦略に当たる」というもの。

例えば、営業のピートが新規クライアントを獲得し、クリエイティブのドンがそのクライアントの広告を制作する、という感じです。

現代の広告代理店も基本的にはこの働き方をしているので、広告代理店がどんなものか理解するのに役立ちます。(今の業務内容はこの頃より格段に複雑になってはいますが…)

当時のニューヨークの暮らしが分かる

マッドメンのストーリーは主に会社と家に焦点を当てて進行します。

ドンは妻のベティ、そして二人の子どもと郊外の一軒家で暮らしています。

ご近所づきあいやホームパーティー、子どもの誕生日会など一見するとなんてことない普通の暮らしをしていますが、当時のニューヨークの暮らしぶりを知ることができ、大変おもしろいです。

1960年代のアメリカが分かる

1960年代のアメリカ。ジョン・F・ケネディ大統領やキング牧師の暗殺、ベトナム戦争などが起こった時代です。

これらの歴史上の事実は知っていても、それが国民の仕事や生活にどのような影響を与えたかまでは学校では教えてくれません。

マッドメンでは大統領暗殺後のオフィスやニューヨークの様子、また、戦争に関する細かい描写がたくさん出てきます。

他にも当時の政治経済に関する話がたくさん出てくるので、とても勉強になります。

ちなみに、ヒルトンホテルの創業者であるコンラッド・ヒルトンも劇中に登場します。

マッドメンおすすめのセリフ

マッドメンを見て心に残ったセリフを2つ紹介します。

・ロジャー「勝利の味は… 初めてのタバコだ めまいがして心臓が高鳴る 足もふらつく 覚えてるか?」

昔の顧客を切って新規開拓のコンペに踏み切ったスターリング・クーパー社。そのことに失望したドンに対してロジャーが言ったセリフです。

勝利の味をタバコに例えて代理店ビジネスの醍醐味を語るロジャーさん。かっこいい。

・ドン「たった50%で満足だと?僕なら50%でなく100%を目指す。御社はただ妥協しているだけです。僕は市場を独占するまで走り続けます。」

ビジネスに一切の妥協を許さないドンが放ったセリフです。

50%のマーケットシェアで満足している他社へ向けた容赦ない忠告。こういう風にズバッっと切り込めるところはドンならではです。

マッドメンを見るには?

Amazonプライムビデオで見ることができます。

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