今なお進化し続ける大都市、東京。
そして最先端テクノロジーが結まっているスマートフォン。
両者が組み合わさり、迫りくる近未来を彷彿とさせるCMがこちら。
2012年12月に公開されたauのCM「FULL CONTROL/Xmas」篇です。
まだ田舎の高校に通っていたときで、「東京やば笑 おんなじ日本かこれ?」とか思ってました。
だってスマホを使って車を動かしたりビルに光を溜めたりしてきゃっきゃしてるんですよ。
東京はこんなにも進んでいるのか…と愕然としました。まあ実際はCMの演出なんですけどね。
このCMのポイントは?
さて、このCMのポイントは「スマホの時代」だと思います。人間がスマホを持つようになったことで、どんどん世界が変わっていきます。
ガラケーからスマホへ
ガラケーが一般的だった2000年代の日本と打って変わり、2010年代の初頭にはスマートフォンを保有する人が急激に増えてきました。
自分の高校時代がまさに転換期で、同級生が一斉にガラケーからスマホに買い替えていたことを覚えてます。
2019年現在、スマホは人々の生活にすっかり定着しましたね。電車でほとんどの人がスマホをいじってる光景はもう当たり前になっています。
「つながる」時代へ
CMではスマホと街が連動する様子が描かれていました。
現在、IoT(=Internet of Things)技術の発展によってスマホ1台あれば外出中にペットに餌をあげたり、防犯カメラの映像を見たりできる時代になっています。
また、人とのつながり方も急激に変化しています。
例えば、TwitterやInstagramの登場によって世界中の人と簡単にやりとりできるようになりました。
また、Lineがチャットツールとしての覇権を握り、メールよりも格段に速いコミュニケーションが可能になりました。
便利になった反面、いじめやスマホ依存といった弊害も生まれましたが、技術の発展は留まることを知りません。
「スマホを介した人とのつながり」にうまく対応していくしかないのです。
次の時代は?
スマホは世の中に普及しましたが、これが続くわけではありません。栄枯盛衰。栄えたものはいずれ衰退します。
ではスマホの次はいったいどんな時代が待っているのでしょうか?
例えばMR。Mixed Realityの略で、現実世界とバーチャル世界の融合のことを言います。
マイクロソフトが開発している「ホロレンズ」を装着すると、目の前にバーチャル世界が浮かび上がります。
今のauのCMと比較すると?
現在流れているauのCMといえば、桃ちゃんや浦ちゃんが登場する「三太郎シリーズ」ですよね。
織姫や一寸法師など、昔話に出てくるキャラクターが登場して物語を展開していくストーリー仕立てのCMです。
テレビでよく流れているので知っている方も多いと思います。
三太郎の特徴
三太郎は特徴的なキャラクター、愉快なストーリー、さらに長編シリーズということで、auのブランド価値を高めることに重きをおいています。
「三太郎おもしろいやん!」といったファン層をつくってauを利用してもらう、という寸法です。
FULL CONTROLの特徴
その点、「FULL CONTROL」の方はこのCM1本でスマホが秘めた可能性、未来への期待、わくわく、といったエキサイティングな要素を1度に楽しめて素敵。
CM楽曲のDaft Punk『One More Time』も良いですね。エレクトロニックな音が近未来の感じとマッチしています。
続編!きゃりーぱみゅぱみゅ登場
そしてこちらは続編、2013年2月に公開されたauのCM「FULL CONTROL/REAL」篇です。
当時20歳のきゃりーぱみゅぱみゅが『にんじゃりばんばん』を歌っています。
きゃりーさんも独特なファッションと音楽でデビュー当初は色物扱いされていたかもしれませんが、今では誰もが認めるアーティストになりました。
スマホもそうです。
今後はますます変化の激しい世の中になっていくので、常識にとらわれない人が楽しめるようになっていくと思います。
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